美術館について

華鴒大塚美術館について

 公益財団法人タカヤ文化財団 華鴒大塚美術館は、井原・福山地方を拠点に繊維・電子関連の企業活動を展開するタカヤグループの三代目社長・故大塚長六がグループ創業100周年を記念し、企業メセナとして地域の美術文化の蓄積と発展に寄与することを目的として、1994(平成6)年6月10日に開館しました。
 収蔵品は隣接する広島県福山市神辺町出身の日本画家・金島桂華の作品約300点(素描を含む)を主体に約600点を所蔵しています。
 展示室は第一展示室、第二展示室と“はなとり”展示室があり、各展示室ではテーマを設定して展示するほか、“はなとり”展示室は、お茶席、講演会などの催しのできる多目的スペースとなっています。

外観

外観

ロビー

ロビー

はなとり展示室

はなとり展示室

第一展示室

第一展示室

館内案内/デジタルサイネージ

館内案内/デジタルサイネージ

創設者・大塚長六の美術館に託す思い

肖像画

大塚長六

 これからの美術館経営の在り方を想うとき、ひしひしと身に迫る重圧を感ぜずにはおれない。
 いまや、満天の星空の如く、列島の隅々までちりばめられた公私の美術館の中にあって、小さくてもよい、宵の明星のように何かキラリと人の心に残るものの感じられる美術館-そんな美術館を創ることが、華鴒に託したわたしの夢である。

『華鴒』の由来

華鴒印

「華鴒印」

 タカヤグループの創業は1894(明治27)年に織物業をはじめた大中屋にさかのぼります。織物事業は大中屋から高屋織物へ受け継がれました。その時、高屋織物が生産していた綿織物・備中小倉織は国内外で好評を博しました。当時使用していた備中小倉織の商標「華鴒印(かれいじるし)」から、タカヤグループの歴史を物語るにふさわしく、美術館名に使用されました。

沿革

1992(平成4)年1月 財団法人タカヤ文化財団を設立
1994(平成6)年6月10日 華鴒美術館 開館
2006(平成18)年9月1日 館名を「華鴒大塚美術館」に変更
2012(平成24)年4月1日 公益財団法人に移行

公益財団法人タカヤ文化財団

施設名 華鴒大塚美術館
所在地 〒715-0024 岡山県井原市高屋町3-11-5
管理運営者 公益財団法人タカヤ文化財団
代表者 理事長・館長 植竹 祐子
事業目的 この法人は、絵画等美術品並びに文化財とそれらに関する資料の収集、保存、展示及び調査研究、ならびに地域の歴史に根差した伝統的文化の継承に資する事業を行うことにより、地域文化の振興と発展に寄与することを目的とする。
事業内容

この法人は、事業目的を達成するため、次の事業を行う。

  1. 美術館の設置及び運営
  2. 美術品の収集、保存、展示及びこれらに関する調査研究
  3. 美術・美術品等に関する講演会等の開催
  4. 美術品等に関する解説書等の発行
  5. その他、事業目的を達成するために必要な事業

関連会社

財務関連資料