特別展 金重陶陽と加守田章二-土味、造形、そして美-S&Kコレクションから
このたび、華鴒大塚美術館では、プライベートコレクションを紹介する特別展「金重陶陽と加守田章二-土味、造形、そして美-S&Kコレクションから」を開催いたします。
今回ご紹介するS&Kコレクションは、郷土・岡山の作家を中心に絵画や工芸、彫刻など幅広い内容で構成されています。そのなかで注目すべきは近代備前焼の礎を築いた金重陶陽(1896~1967)と、伝統的要素と現代陶芸における独創性を目指した加守田章二(1933~1983)の作品です。
陶陽は幼少時から作陶を学び、細工物の名人であり、のちに桃山備前の研究に取り組んで今日の備前焼隆盛の基礎を築きました。一方、49歳の若さで早世した加守田は京都市美術大学に学び、古き伝統の技術と手法の探求のうえに多様化する現代陶芸において豊かなイメージとデザインで陶芸史にその名を刻みました。二人の生きた時代は異なりますが、日本陶芸の長い歴史の中でクリエイターとしてそれぞれの個性と才能はとても魅力的です。
本展は、二人の作品に出会い、魅せられ、独自の眼識と愛情で集められたプライベートコレクションから逸品をご紹介します。あわせて、ともに蒐集された板谷波山、楠部彌弌、岡部嶺男、加藤卓男、金重道明の5人の陶芸家の作品をご覧いただきます。
個々の素材、技法、プロセスを通じて、多彩な近現代陶芸の世界をお楽しみいただければと思います。
《特別展関連行事》
・スペシャルギャラリートーク(申込不要・要入館券)
開催日時 10/19(土)/ 14:00~
講 師 福冨 幸 氏(岡山県立美術館 学芸課長)
・ギャラリートーク(申込不要・要入館券)
開催日時 10/14(月・祝)・27(日)、11/3(日)・10(日)・17(日)/ 14:00~
講 師 担当学芸員
※内容が変更または中止になる場合がございます。
・おしゃべり美術館・対話型鑑賞会(要申込・要入館券)
開催日時 10/26(土)/ 13:30~
ナビゲーター みるを楽しむ!アートナビ岡山のみなさん
募集人数 小学生から一般まで15名程度
・美術講座「S&Kコレクションの加守田章二」(予定)(要申込・要入館券)
開催日時 11/16(土)/ 14:00~15:30
講 師 福永 治 氏(京都国立近代美術館 館長)
お申込み・お問い合わせ 華鴒大塚美術館 0866-67-2225(9時~17時※休館日を除く)
開催期間 | 10月12日(土)~12月1日(日) |
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開館時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 月曜日(10/14、11/4は開館 10/15、11/5は休館) |
入館料 | 一般 800円(700円) 高校生 500円(400円) 小・中学生 300円(250円) 未就学児 無料 ※( )内は20名以上の団体料金 ※毎週土曜日は小・中学生、高校生の入館料無料。 小学生に引率する保護者も無料。(小学生1名につき保護者1名が対象) |
主催 | 公益財団法人タカヤ文化財団 華鴒大塚美術館 |